ジョナサン・ケイナー氏×上田きょうや 星が語る2010年【後半】

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上田さん、ぜひロンドンで先生のリサーチを発表してください

上田きょうや 「占星術の世界に入るきっかけは人それぞれですよね。私はもともと大学院で芸術の研究・分類をしていました。ベートーヴェンは音楽を積み上げるように作っていく、モーツァルトはすべての楽器に同じようにスポットを当てながらまるでおしゃべりをするように作っていく……。こうやっていろいろな芸術を分類していくと、不思議なことにどれも12のタイプに分かれたんです」

ジョナサン・ケイナー 「緻密なリサーチの結果から導き出された数字が12だった」

上田きょうや 「そうです。この結論に至ったのは占星術を知る前なので、私は占星術で導き出される12の結果にもまったく不安がありません」

ジョナサン・ケイナー 「私も以前、作曲家をそれぞれの星座ごとに分けて編集するクラシックのレコード制作に関わったことがあります。ベートーヴェンはいて座ですが、いて座の作曲家が作った曲はすぐにわかります。なぜかというと、曲に終わりがないのです。終わったかと思うとまだ続いている」

二人 「ダン、ダダン、ダン……ダダンって(笑)」

上田きょうや 「いて座はしつこいんです(笑)。ビートルズはポール・マッカートニーとジョン・レノンが”風”の星座で、ジョージ・ハリスンとリンゴ・スターは”水”の星座。ジョージの曲は最後の一小節を歌わずにギターで終わる曲が多いんですよ。でもジョンやポールは最後の小節まで歌うんです。『イマジン』が象徴的ですね。
 芸術と占星術の研究を重ねた結果、私は彼らの作品を見て、逆に生年月日や生まれた時間がわかるようになりました」

ジョナサン・ケイナー 「素晴らしい研究ですね」

上田きょうや 「科学者の中には『占星術は論理的でない』という人もいますが、私は科学者をまったく恐れていません。なぜならそういうことを言う人は”論理”と”科学”の区別がついていないからです。クフト・ゲーデル(オーストリア=ハンガリー帝国の数学者)が『不完全性定理』で説いたように、実は彼らも数学で数学は証明できないということを知っているはずなんです。
ところが我々が知らないと思っているから『数学ではこうだ』ということを言ってきます。また多くの占星術師もこのようなことを言われたときに”心の世界”という言葉を使って逃げてしまう。それだと占星術の進歩が終わってしまいます。ちゃんとした研究の結果として科学以外のものが出ているということを見せれば、彼らにも伝わると思うのですが……」

ジョナサン・ケイナー 「私も一時期、科学者と戦う立場を取っていたことがありますが、最近ではもうそのようなことはしていません。占星術を信じるかどうかというのは、宗教を信じるかを議論するのと同じ部分があります。それをひとつひとつ検証していくということ自体がナンセンスです。でも科学者を名乗る人は、強い偏見を持って、占星術を見ることがあります。彼らは『自分たちは論理的である』ということを誇りに思っているはずなのに、非論理的なまでに敬遠することが多いです」

編集部 占星術は人によって、太陽や月、惑星の読み方が異なってくる部分もあるかと思います。ジョナサンさんはどのようなバランスで星たちを見ていらっしゃるのですか?

ジョナサン・ケイナー 「それはとても難しい質問ですね。たとえばここにリンゴの木があります。近くによればひとつひとつの実が見えてきますが、離れれば一本の木として見えますよね。距離が変われば見え方が変わるように、ホロスコープもクローズアップしてみた場合と俯瞰で見た場合では意味合いが変わってきます。今なにが大事かということは、長年の経験があっても時々間違えてしまうことがあるくらい、難しいものなのです」

上田きょうや 「その考え方は、私も同感です」

ジョナサン・ケイナー 「上田さん、今度はぜひロンドンにいらしてください。ロンドンには多くの占星術師がレクチャーをする場がありますので、ぜひそこで上田さんのリサーチを発表していただきたい。また惑星の研究について私のリサーチをまとめていきたいと思っているのですが、その際にはぜひ共作ができればとも思っています」

上田きょうや 「光栄な話ですね。ぜひよろしくお願いします」

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